「西に鮭なく、東にマナガツオなし」という言葉があるくらい美味とされているマナガツオ。
関東より上の地方に住んでいる方には馴染みのない魚ですが魚屋さんで見つけたら是非、買って食べてもらいたいと思い記事にします。
マナガツオの魅力を探るとは?
マナガツオ(真魚鰹、真名鰹、鯧、学名:Pampus punctatissimus)は、マナガツオ科の海水魚の一種である。 東シナ海南部から南シナ海、インド洋、黄海、ペルシャ湾までの水深200m位の大陸棚上の砂泥底に生息する。 日本付近では本州中部以南、有明海、瀬戸内海に分布。 体色は黒っぽい銀色で金属光沢があり、最大で60cm 程度に成長する。側扁形の平べったい外見で、腹びれが無く鰓孔は小さく、鱗は剥がれ易い。クラゲ類、アミ類、端脚類、橈脚類、多毛類、尾索動物(サルパ)などを餌としている。 詳しい回遊経路は未解明であるが、冬から春にかけて台湾北方沖合から中国沿岸寄りを北上東シナ海北部海域に至る群があり、5月から6月には浙江省の舟山群島沿岸の浅海で産卵する。日本近海には、瀬戸内海で6月下旬から9月上旬に産卵を行う個体群がある。八代海で捕獲された 3kg の成魚は115万粒を抱卵していたと報告されている。 食用にされ、旬は夏と冬。「西海に鮭なく、東海に真魚鰹(まながつお)なし」との慣用句が有るほど西日本では多く漁獲されている。 ギンダイ(富山)、まながた(長崎)、まな(長崎、福岡、下関)、まは(下関)、ふーいちゃー(沖縄)、チョウチョウ(紀州)等の地方名をもつ。 照り焼き、あんかけ、塩焼き、西京焼き、煮付け、刺身などに調理されるが、鮮度劣化が早く刺身で食べることができる機会は少ないとされている。 |
美味しいのに栄養もすごいマナガツオ
身は非常に柔らかく、骨が少ないため調理が簡単です。そのため、煮物や焼き物にしてもその風味を失わず、美味しくできあがります。
栄養価にも優れているマナガツオは、DHAやEPAなどのオメガ-3脂肪酸を豊富に含んでいます。これらの成分は心血管の健康をサポートし、ビタミンB群やビタミンD、ミネラルもバランス良く含まれているため、健康な肌や髪、骨の維持に役立ちます。
また、マナガツオは冷凍保存が簡単で、新鮮な状態で冷凍すれば長期間美味しさを維持できます。調理法も多岐にわたり、和食だけでなく洋食や中華料理にも対応できるので、さまざまな味付けで楽しむことが可能です。
香川県の「マナガツオの味噌漬け」は特製の味噌ダレに漬け込んだもので、その濃厚な味わいが人気です。また、東京都の寿司店では新鮮なマナガツオを使った握り寿司が提供されることもあります。
さらに、中国料理では、マナガツオの蒸し物や揚げ物が一般的です。その柔らかな身と豊かな風味が、さまざまな料理にマッチし、家庭でも手軽に調理できるのが特徴です。
総じて、マナガツオはその美味しさ、調理のしやすさ、そして栄養価の高さから、広い世代に好まれています。秋から冬の旬の時期には、ぜひ新鮮なマナガツオを手に入れて、その魅力を存分に味わってください。
マナガツオの旬の時期とその味わい
旬の時期である秋から冬にかけては、その風味が一層引き立ちます。
この時期に獲れるマナガツオは、脂が乗っており、その柔らかな身が絶品です。
マナガツオの身は硬くならずに、煮物や焼き物でもその風味を保つことができます。
調理が簡単で、骨が少ないため初心者でも扱いやすいのも魅力の一つです。
マナガツオの栄養価を掘り下げてみる
動脈硬化や心臓病や脳卒中のリスクを現象させる栄養素
マナガツオは、単に美味しいだけでなく、健康に良い多くの栄養素を含んでいます。その特徴的な栄養素として、特にDHAやEPAなどのオメガ-3脂肪酸が豊富に含まれていることが挙げられます。これらの脂肪酸は、心血管の健康をサポートする効果があり、動脈硬化の予防にも寄与します。そのため、日常的にマナガツオを食べることで、心臓病や脳卒中のリスクを減少させることが期待されています。
疲労回復やストレス軽減に効果的な栄養素
また、マナガツオにはビタミンB群やビタミンD、さらにはミネラル類もバランス良く含まれており、全体的な栄養価の高さが際立ちます。ビタミンB群はエネルギー代謝を助け、疲労回復やストレス軽減に効果的です。一方、ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける役割を果たし、骨の健康維持に欠かせない栄養素です。さらに、亜鉛やセレンなどのミネラルは、免疫力の向上や抗酸化作用があり、美容や健康に貢献します。
マナガツオの栄養価が高い理由
マナガツオの栄養価が高い理由は、植物性プランクトンを主食とし、それにより蓄積された栄養素が体内に豊富に含まれるためです。また、脂が乗りやすく、それによりDHAやEPAの含量が高くなる点もポイントです。
ダイエットにも最適な低カロリーで高たんぱく質
更に、マナガツオは低カロリーで高たんぱく質という点も見逃せません。ダイエット中の方や筋肉を増強したい方にとって、理想的な食材です。この魚を積極的に食事に取り入れることで、健康的な体作りが期待できるでしょう。多彩な料理方法も魅力の一つで、和食だけでなく、洋食や中華料理にも適しており、様々な味付けで楽しむことが可能です。
マナガツオの栄養価は非常に高く、多くの健康効果が期待できます。美味しく食べながら健康になれるこの魚を、ぜひ普段の食事に取り入れてみてください。健康維持や病気予防に役立つ優れた食材であることは間違いありません。
地域ごとの特色あるマナガツオ料理
マナガツオは日本各地でさまざまな特色ある料理に利用されています。
例えば、香川県では「マナガツオの味噌漬け」が有名です。
これは特製の味噌ダレに漬け込んだマナガツオを焼き上げる料理で、その濃厚な味わいが特に人気です。
味噌の風味がマナガツオの脂と相まって、絶妙なハーモニーを生み出します。
また、この地域ならではの味付けが、訪れる人々に新鮮な驚きを与えます。
次に、東京都の一部の寿司店では新鮮なマナガツオを使った握り寿司が提供されることがあります。
脂が乗った新鮮なマナガツオの身を握った寿司は、他の魚では味わえない至福の一品です。
寿司職人の技と新鮮なマナガツオの組み合わせは、絶対に外せない一皿です。
さらに、中国料理でもマナガツオは広く利用されています。
例えば、蒸し物や揚げ物としても、マナガツオの柔らかい身と独特の風味が家庭料理として親しまれています。
特に、蒸し物ではマナガツオの旨味を最大限に引き出すことができ、シンプルながらも奥深い味わいが楽しめます。
このように、マナガツオは和食のみならず、洋食や中華料理にも幅広く対応できる食材です。
地域ごとに異なる調理法や味付けが、その土地の文化や風土を反映しており、食べ比べる楽しさも魅力の一つです。
マナガツオの地域ごとのバリエーション豊かな料理を楽しむことで、その奥深い魅力を再発見できるでしょう。
マナガツオの口コミ
実は初めて捌くマナガツオ!
— Dan_隠岐ドキ (@kizitora068) February 20, 2024
高級魚なだけ脂が多い😁
これは旨いわ🍺 pic.twitter.com/7qC3eU9s48
マナガツオの骨美味しすぎる🦴
— 森朝奈 | 魚屋の森さん🐟👂 (@asana1220) July 6, 2024
大量に食べたい pic.twitter.com/VN6jVZs1tH
ベトナムで食った物の中で1番美味しかったマナガツオのスパイシーグリル pic.twitter.com/eTcpqfWqv3
— わいま (@waimawaima) August 2, 2024
日本と東南アジアで
— 東南アジアの魚飼い (@profdrsenoo) April 22, 2024
最も美味しい魚は、この魚だと思います。
マナガツオです。
養殖するのも最も難しい魚です。 pic.twitter.com/YgQVOPCq9M
マナガツオのまとめ
全体的に、マナガツオはその美味しさ、調理のしやすさ、栄養価の高さから幅広い年代の人々に愛されています。秋から冬にかけての旬の時期には、新鮮なマナガツオを手に入れて、その魅力を存分に味わってみてください。